生物科学


Vol.21-25 1969―1973
Vol. 25 1973
No. 4
総説:大洋島の生態地理学とその特異な生態系における小進化/植物プロトプラストの生物学的意義 /生殖細胞の成熟 (2)
書評:『光合成入門』
No. 3
総説:石油の起源 無機・有機成因説に対する批判 / コラーゲンの構造形成 / 密度効果とこみあい効果 / 生殖細胞の成熟 (I) /アデノウイルスと SV40 との合いの子ウイルスによる腫瘍 その形態と発生様式,並びにウイルス遺伝子とのかかわりあいについて / タロイモとヤムイモその民族植物学的一考察
理論生物学・数理生物学講座 VII:世代の重なる生物集団の生長諸特性 (II)(理論生物学・数理生物学講座 (VII))
書評:『光感覚の分子生理』『ウイルスその生態と進化』
No. 2
特集:生命の起源と進化 現在の到達点 隕石からみた原始太陽系 / 地殻中の放射線 / 化学進化における分子不整の起源 / 生命現象解明への対応論的アプローチ/ DNA の塩基配列の規則性とその重複構造 / フェレドキシンからみた生物の進化 / エネルギ獲得系の進化について / 核型の進化 / 光受容器の進化
談話室:А. И. オパーリン教授会見記
書評:『イオン輸送と生体膜 ― その生物物理学』『Darwinian, Neo-Darwinian, and Non-Darwinian Evolution』
No. 1
特集:自然破壊の現状と環境保全の論理〔日本植物学会・日本動物学会合同シンポジウム〕 まえがき / 本州中部における森林破壊の現状 国有林伐採との関連において / 水界の有機汚染とその生態学的問題 多摩川の汚染を中心に / 病害虫の防除と環境保全 / 環境保全と自然保護の論理 生態学の立場から/現代の地域開発と環境の危機 国土の自然保全はいかにあるべきか / 三村氏講演後の質疑応答 /総合討論 / あとがき
総説:計量生物地理学への若干の試み (II) 地理的分布の地域性 / 昆虫の翅のアロモルフォーシス 翅膜と翅脈の関係を中心として (II) / 湖沼のミクロフローラとその地球化学作用 クズネツオフの著書を中心とした水圏微生物学の紹介(抄録)(I)
談話室:ブルノできいた話
書評:『現代自然科学と唯物弁証法』『生物地理学へのアプローチ ― 海をわたる蝶 ― 』

Vol. 24 1972―1973
No. 4
総説:生きている化石への興味 カブトエビについて / 昆虫の翅のアロモルフォーシス 翅膜と翅脈の関係を中心として (I) / 計量生物地理学への若干の試み (I) 地理的分布の規則性 / インフルエンザウイルスの構造と機能 主として Hemagglutinin と Neuraminidase について / 細胞学の用語について
談話室:マレーシアからのシロアリ通信
理論生物学・数理生物学講座 VI:世代の重なる生物集団の生長諸特性 (I)
No. 3
総説:大腸菌F因子の複製 リボゾーム構成蛋白の関与の可能性について / 昆虫の性フェロモンと種分化 / らん藻の脂肪酸組成 / 作物の起源と変異性の地理的分布 / 作物の栽培条件と光合成産物の変化 日長と栄養条件の違いによるオオムギの 14 CO2 同化実験より
談話室:友情のはじまり 異端的研究者のアメリカ紀行
理論生物学・数理生物学講座 V:成長,対数ラセン,自由群
書評:『生物学と方法』
No. 2
総説:構造としての脳 / 動物における左右性と鏡像の問題 /大腸菌の "Stringent Control" と rel 遺伝子の機能 / 化学分類学における化学成分の評価の問題 / 植物原形質体の培養 /石油による海洋汚染と生物
談話室:オーストラリヤの自然相と日本人学者の動静 /ミュンヘン郊外にローレンツ博士をたずねて
理論生物学・数理生物学講座 IV:生物システムの関係構造 (I)
No. 1
総説:第四紀の日本列島生物相 / 分布要素と編年 / アクトグラフ /ホヤの生物学 (III) /人間工学とホモトロン / 人間の科学について / 地球生態システムのモデル批判
理論生物学・数理生物学講座 III:個の確率と集団の確率 水産資源の生存曲線をめぐって

Vol. 23 1971―1972
No. 4
総説:有機物 - 細菌 - 原生動物の食物連鎖系における炭素の動態 / 血液の病理序説 / 霊長類の進化における社会と個体性の発達 / 水銀化合物処理によるウリハムシモドキ卵の休眠覚醒 / ツマグロヨコバイの個体群における密度の自然調節
理論生物学・数理生物学講座 II:自由生物集団の生長理論 連続型令構造モデル
談話室:淡水苔虫採集余録 自然の破壊は人ごとではない
書評:『数理生物学序説』『アメリカシロヒトリ』
「枯葉作戦」の中止に関する日本生態学会の決議とその反響
No. 3
総説:気候適応による種の分化 コオロギの場合 / バイオ・テレメトリにおけるアクトグラム / 東南アジアおよびオーストラリアの雑草について / 計量診断学の方法論的分析
理論生物学・数理生物学講座 I:生物の対称性と群論
談話室:分類学の再評価を / ベトナムの枯葉作戦と科学者の責任〔おもな文献〕/ 南ベトナムの森林に対する枯葉作戦の生態学的影響
書評:『磯魚の生態学』
No. 2
総説:ホルモンとその生合成をめぐる 2,3 の問題 甲状腺の場合 / 米の胚乳組織の構造とその発達 / 標識再捕による動物個体数の推定 (2) / マツタケ研究最近の動向 微生物生態学の一断面
談話室:ネパール近情
総説:硬骨魚の口ひげと味蕾の構造 コイを中心として / 地球生態システムのモデル / 魚の発光はシルウエットを消すために?
No. 1
総説:行動空間 / 標識再捕による動物個体数の推定 (1) /生物地球化学からみた生態系の機能 / クロロフィルの分解
談話室:熱帯多雨林にかこまれたベラ湖〔マレーシア・日本の IBP 共同調査〕
新高等学校学習指導要領理科生物の検討
書評:『TOWARDS A THEORETICAL BIOLOGY』

Vol. 22 1971
No. 4
総説:オタマジャクシの警報物質 / クロロプラストの系統発生と進化的起源 / 種子発芽におけるエチレンの役割 /ルーメン原生動物の研究 (2) 原生動物の生態 / アンモニアによる植物の代謝異常の一断面 キュウリにおけるデンプン合成の阻害
談話室:ホルトフレーター先生訪問記
総説:上代日本人の生物学上の二 三の認識について
論評:植物生殖生理学の方向
書評:『生化学の基礎』
No. 3
総説:ペスト菌と動物体と鉄 起病力に関する一試論 / 植物の内在リズム / 自然保護についての一分析例 丹沢山塊のシカ問題の場合
特集:組織・細胞培養法の生物学への貢献の可能性 「第二回生物科学春の学校」の記録 まえがき / 植物組織培養について/ Moscona 一派の仕事について / 細胞培養法による発生学 / 植物の組織培養における胚形成
総説:水の構造と温度領域への進化的適応
特集:最近の人間起原論について レシェトフ「人類の起原」を中心に / レシェトフ「人類の起原」への疑問 / 年代学の観点から
No. 2
総説:植物の成長に対する morphactin の作用について /キナバル山(ボルネオ)のコケの隔離と進化 / モミ・ウラジロモミの滲透交雑と両種個体群の分布の成立について
生化学若い研究者の会:講演動物ウイルスに関する研究をめぐって / ピオシン(緑膿菌のバクテリオシン)の研究
談話室:ヨーロッパ自然保護年にちなんで 紀行と感想 / ナチュラリストの就職難 内田康夫評論にこたえて
総説:酵素概念指導の科学史的考察 / 酵素概念指導の科学史的考察をよんで
自らの力で研究環境を守るため: 国立予防衛生研究所学友会の筑波移転反対声明
BCW 情報 1969
No. 1
総説:ガラパゴス群島における適応と種分化 キク科 Scalesia 属を中心として / 理論生物学の一つの方向 論理回路のシステム特性より発展過程が導かれるか / 葉の培養とその意義 / 昆虫における薬剤抵抗性 / 細菌における染色体外遺伝因子,プラスミッド 主に R 因子を中心に / アクチニン 小さなケース・ヒストリー
談話室:ソ連・中央アジア訪問記 / 公務員試験に生物学職を設ける問題について
書評:『分子と人間』『Optimality Principles in Biology』

書評:
Vol. 21 1969―1970
No. 4
総説:ルーメン原生動物の研究 (I) 歴史と展望 / ザリガニ歩脚筋の神経支配 / ネオ・ダーウィン学説への疑義 数学者対生物学者の対決 1966年4月25,26日 アメリカで開かれた国際シンポジウム記録 / 大型計算機システムの生物科学における応用 / 放射線による晩発障害 (II) マウスを中心として / ホヤの生物学 (II) / 種とは何か 種の問題への化学的アプローチ
談話室:求む! Naturalist
BCW 情報 1969
No. 3
総説:化学進化 生命の誕生に至る炭素化合物の進化 / ホヤの生物学 (I) / 植物多糖類の生合成
談話室:味気ないはなし
総説:色素蛋白 プロトクロロフィライド・ホロクローム / 放射線による晩発障害 (1I) マウスを中心として / 技術としての医学
No. 2
総説:転移 RNA の構造と機能に関する最近の研究 / 植物細胞壁の酵素活性 細胞壁は生きている / 植物菌えいの形成機構 / 哺乳類における産仔数の変動 / 陸水におけるイオウの循環 その地球微生物学的考察 / 動物における栄養摂取法の進化 高校における取扱い方を中心として /大学・一般生物学にかかわる若干の問題 主としてその位置と構成について / 改訂中学校学習指導要領の性格と問題点
書評 :『現代医学概論』
No. 1
総説:動物発生における RNA ポリメラーゼ (R Pase) の役割 / 百日咳菌菌体の生化学 / 植物領域における免疫化学 / 粘菌フィザルムの生物学 (II) /情報とは何か 生物学への適用にあたっての反省
談話室:英国の印象
資料:BCW 情報 1968

書評: