top of page
魚の群れ

Vol.56-60 2004―2009

 

Vol. 60   2008―2009

 

 

No. 4

 

巻頭言:科学と技術,ヒトの延長された表現型 

 

特集:生物哲学から見た進化と系統 生物学哲学は生物学にとって探照灯たりえるか / 遺伝的浮動と情報理論 / 進化群,つまり自然界におけるリアルな種の認識 / 生物多様性と生物学の哲学 / 遺伝子選択説をめぐる概念的問題 

 

総説:ヒトデの異種間交配で生じた幼生と稚ヒトデ ― 発生観察と DNA 解析

 

​書評:『温暖化と生物多様性』『美ら島の自然史 ― サンゴ礁島嶼系の生物多様性』『シカの生態誌』『鯨類学(東海大学自然科学叢書)』

 


No. 3

 

巻頭言:『還元主義を超えて』を超えて

 

特集:送粉生態学の最前線―花と昆虫の関係をさぐる 送粉生態学の最前線 / ポリネーターとの利害の対立がもたらす花の形質進化 ― 虫をあやつる植物の戦略 ― / 送粉者の個体から眺める送粉系 ~ 花数と訪問数の関係を例に ~ / 植物から訪花者への視覚的メッセージ:花色変化の進化生態学的意義 / 花はどこを向いて咲くのか? ― 花方位の生態学的研究 ― / 植物における性淘汰と「精子競争」 ― 面白く動物では困難な実験も可能,研究の発展に期待 ―

 

書評:『イヌワシの生態と保全』『動物生理学』『オパーリン』『ヒトの生物学 体の仕組みとホメオスタシス』『遺体科学の挑戦』

No. 2

 

巻頭言:イノシシ被害とは何か

 

​特集:野生動物との共生 イノシシ被害対策の歴史(シシ垣)と GPS テレメトリーからみた近年の被害地におけるイノシシの動向 / 中山間地域における集落の実態とイノシシ被害 / 中山間地域における農林業構造の変容と資源管理 ~ 九州の森林問題を中心として ~ /イノシシ Sus scrofa による農作物被害への対策とその課題 / 獣害対策の現状と今後の研究の方向性

 

​総説:千代島雅著「温暖化のウソと真実」の議論を踏まえた,地球温暖化をめぐる5つの論点 / 竜田姫はだれなのか? ― 紅葉の適応的意義に関する仮説 ―

 

書評:『世界遺産をシカが喰う シカと森の生態学』『オパーリン(人と思想 183)』『干潟の生きもの図鑑』『熱帯雨林の自然史 ― 東南アジアのフィールドから』『日本の哺乳類学(全3巻)』『共生という生き方 微生物がもたらす進化の潮流』『東アジアモンスーン域の湖沼と流域 ― 水源環境保全のために ―』『鳥学大全』『自然再生のための生物多様性モニタリング』

 

No. 1

 

巻頭言:女性研究者とユートピア

 

​特集:女性研究者が語る これからの生物学と生物学者 日本の生物科学の近未来 ― 女性研究者の視点から ― / 研究者をめざす女性たちに ― 研究と人生を語る ―/ 女性研究者 23人からのメッセージ(多様な人生観の中で,研究者として人生を送っていくとは/小鳥の行動生物科学の魅力 / これからの生物化学/好きこそ物の上手なれ ― 研究者の夢を追うあなたへ  / 生物学研究者としての人生と私  /  陸上植物の生き方に学ぶ/自然を豊かに,地域を元気にするツーリズム  / 生物学の現在と 10年後のアナタ/メタスチン(キスペプチン)研究で生殖の謎を解く ― 応用の可能性も含めて / 国立大学法人○△大学XXキャンパス日記 / 「日本版野生動物保護管理学」創りをめざして / 染色体を通して見る植物における「種」の理解を求めて / マンネリを超えるために)

 

Vol. 59   2007―2008

 

 

No. 4

巻頭言:種の問題における理想と現実


特集:種についての終わりなき論争  便宜的な分類単位としての種と進化の単位としての個体群 /「種」概念の光と闇 ― 概念の分類ではなく、その出自をたどろう ―

総説:科学リテラシーと新しい生物学教育の方向


書評:『文明崩壊:滅亡と存続の運命を分けるもの』『虫食む人々の暮らし』

No. 3

 

​巻頭言:効率の追求と多様性の尊重

特集:日本における希少樹種の現状  北海道におけるクロミサンザシの生育実態と保全の取り組み / アポイカンバと北海道アポイ岳の高山植生の衰退  / 本州・四国・九州におけるトウヒ属樹木  Picea spp. の分布の現状と保全 / 小笠原諸島における絶滅危惧種オガサワラグワ Morus boninensis Koidz.の保全遺伝学と保全計画の立案 / 日本における植物遺存種について / 周期ゼミ研究の最近の活発化 ― 最新の研究紹介と望まれる今後の研究課題いくつか ― / 景観遺伝学的解析に基づく野生生物集団における遺伝的不連続性の検出手法

 

総説:周期ゼミ研究の最近の活発化 ― 最新の研究紹介と望まれる今後の研究課題いくつか ― / 景観遺伝学的解析に基づく野生生物集団における遺伝的不連続性の検出手法​

 

エッセイ:日本に創造説が?

 

書評:『図説 快楽植物大全』『農業と雑草の生態学』『森林の生態学 長期大規模研究からみえるもの』『幹細胞の謎を解く』『ウィルト発生生物学』『トンボ博物学 行動と生態の多様性』『図説 哺乳動物百科 1』『蘇るコウノトリ』

No. 2

 

​巻頭言:島唄に想う

特集:鳥のさえずり 鳥のさえずり ― 特集にあたって / さえずりの機能と進化:fertility announcement hypothesis を材料とした考察 / 鳥のさえずりとヒトの言語共通性の生物学的基盤 /生成文法とヒト(およびトリ)における回帰的能力 / さえずり学習の系統発生 / 鳥のさえずりと神経細胞 / さえずり学習の脳内分子基盤

 

​総説:報道取材と野生生物および研究者の関係

書評:『チョウの生物学』『魚類寄生虫学』『遺伝子の窓から見た動物たち』

No. 1

 

​巻頭言:60年目の霊長類学

 

特集:60年目の霊長類学  ヒト科における攻撃性の進化 ― チンパンジーとボノボの比較から見えてくること / テナガザルのペア型社会の見直しとその周辺 / 霊長類の体重の性差 / ホミニッド認知科学の可能性 ― 誰のための比較認知科学か / 動物福祉の展開 ― 類人猿から見て

総説:東京のシカ生息地で起きていること ― 奥多摩の山の荒廃  / 樹木はどこまで大きくなれるのか? ― 世界最大の樹木,ジャイアントセコイアの生理学的研究

 

​書評:『藻類30億年の自然史』『サクラソウの分子遺伝生態学』『植物群落モニタリングのすすめ』

 

Vol. 58   2006―2007

 

 

No. 4

 

巻頭言:生物の和名をめぐって

 

特集:外来種の生物地理学 DNAから見た外来種研究:どこまで“犯人”を追えるのか? / 太平洋を渡った巻貝,ホソウミニナの移入経路の特定 / 海の向こうの “在来種”:モクズガニの地理的多様性の危機  / 岐阜県周辺地域におけるオオクチバスの侵入と分布拡大パターン / 外来鳥類の定着に影響する要因とソウシチョウの現状 / 日本に持ち込まれた外来リス類の分子系統学的研究

 

​総説:アゲハ幼虫の紋様形成とホルモンによる制御 / 環境影響評価によるオオタカ保全の限界とそれに代わる個体群保全プラン

​書評:『南の島の自然誌 ― 沖縄と小笠原の海洋生物研究のフィールドから』

No. 3

 

​巻頭言:生命現象の階層性

 

特集:イヌの生物科学 身近な生物教材としてのイヌ/形から探る /イヌの分子系統進化 /イヌの行動を遺伝子から解明する /イヌの性格の行動学的研究にむけて /イヌの認知能力に関する心理学研究 /イヌ―人関係の生物学 /イヌ遺体が語る,獣医解剖学の学としての終焉

 

書評:『地球環境と生態系 ― 陸域生態系の科学 ―』『新編 精子学』

No. 2

 

巻頭言:人間の本性(ダーウィンの雨季)

 

​特集:人類社会と社会性の進化 「人類社会と社会性の進化」特集にあたって / 雄による子の世話と配偶システムの進化 / 社会的知能の構造を探る / メスの繁殖戦略からみたチンパンジーの社会 / ヒトの社会性と人工物の進化 / 学習の意義と進化

 

​総説:島の植物に被食防御は必要か?/ 日本のザリガニ類の生物地理と将来

書評:『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』『ゴリラ』

 

 

No. 1

 

​巻頭言:借り物の翼

 

特集:遺伝子組換え植物と生態的リスク評価 遺伝子組換え植物の論争 / 遺伝子組換え植物の生態的リスク評価と合意形成 / 遺伝子組換え植物の生態的リスク評価と合意形成 / 日本における遺伝子組換え生物等の取扱いルール / 遺伝子組換え作物から近縁野生植物への遺伝子浸透 ― 許認可体制と交雑性をめぐる問題 ― / 遺伝子組換え農作物の社会的受容の取り組みについて / 生態リスクマネジメントの基本手順と事例比較

 

総説:ノコギリガザミ類の種苗生産と放流効果

書評: 『飛ぶ昆虫,飛ばない昆虫の謎』『日本の真社会性ハチ 全種・全亜種生態図鑑』『生命科学者,現代を語る』『生態学からみた里やまの自然と保護』『生態系へのまなざし』『サケ・マスの生態と進化』『解剖男』『魚の形を考える』『新版 母は枯葉剤を浴びた ダイオキシンの傷あと』『DNA 鑑定 ― その能力と限界』『“みなか”の書評ワールド』

Vol. 57   2005―2006

 

No. 4

 

巻頭言:「種内系統地理」特集にあたって

 

特集:種内系統地理学の新展開   ブチサンショウウオの分化 / 核 DNA とミトコンドリア DNA で異なるトンボ類の分子系統樹:近縁種との交雑が集団遺伝構造に及ぼす影響 /
アジア産ラゲイクチキゴキブリ(網翅目,オオゴキブリ科)の分子生物地理学的研究 /イソカイメン類の分子系統地理学

​総説:諸外国で輸入が禁止されている侵略的外来魚 / 風力発電とバードストライク/ Ahl & Allen 著『階層理論:見方,語彙,および認識論』を読んで


書評:『ナメクジウオ 頭索動物の生物学』『“みなか” の書評ワールド』

No. 3

 

巻頭言:今西錦司再訪

 

特集:今西錦司の遺産 ― 清算の試み 静かな侵入 ― 今西霊長類学と科学における文化的偏見 ― / 社会性および進化の所産に関する今西錦司の観点を示す諸資料 / 今西錦司がわれわれに残したもの  / 今西近似 『生物の世界』周りのテーラー展開として / 今西錦司:人文・社会系の彼をほめる人たちは彼の良かったところでなく,悪かったところをほめている / なぜいまさら今西錦司なのか / 日本の農業研究における統計学的実験計画法導入の初期について

 

説:日本の農業研究における統計学的実験計画法導入の初期について

​書評:『カブトムシと進化論 ― 博物学の復権 ―』『“みなか”の書評ワールド』

No. 2

 

巻頭言:読書の秋に思う

 

特集:自然体験から生物学教育へ 3世代(中学生とその父母,祖父母)の子ども時代の自然とのふれあい比較 / 生物学教育と自然史博物館 ~ 地域生物相の解明を担う市民活動 ~ / 検定外「新しい科学の教科書」における生物多様性の教育 /『現代人のための中学理科 ― 新しい科学の教科書 ―』(第2版)に寄せて /『ケイン 生物学』を読んで /「若者の理科離れを考える」(自然史学会連合意見書)/ 自然体験と擬人化思考:コモンズの悲劇から環境問題を考える

 

総説:保全とは何か?― 松田氏の批判に反論する / ニホンザリガニと人間の関係 / 哲学者による種問題ガイド:D.  Stamos“ The Species Problem”

書評:『生態学入門』『予防原則』『保全生物学』『アニマル・ウエルフェア』『昆虫 ― 大きくなれない擬態者たち』『生命 最初の30億年』『“みなか” の書評ワールド』

No. 1

 

​巻頭言:批判の是と非

 

特集:新昆虫目はどこまでわかったか?― 発見から3年,カカトアルキの生物学 ― 特集にあたって / 昆虫の新目・カカトアルキ目(昆虫綱:新翅類)/ 南アフリカに現生するカカトアルキ目 /カカトアルキ目の生物学 / カカトアルキ目の精子構造と系統 / カカトアルキ目の卵巣構造・卵形成と系統 / カカトアルキ目の胚発生と系統 / カカトアルキ目との類縁が示唆されるガロアムシ目 / カカトアルキ目の分子系統解析 / 自然誌博物館におけるカカトアルキ目の展示 /「カカトアルキ目研究プロジェクト」の現在と未来

 

総説:樹高成長の限界はどこまでか?

書評:『日本の植物園』『キナバル山』『パンダの死体はよみがえる』『死と老化の生物学』『川に生きるイルカたち』『メジロの眼』『鳥たちの森』『日本産水生昆虫 』『“みなか”の書評ワールド』

書評

 

Vol. 56   2004―2005

 

No. 4 

 

巻頭言:社会と大学と評価

 

​特集:生命圏倫理学:“農”の視点に立って(II)  家畜福祉の倫理と科学 / 食と身体の倫理/農業生産資源の私的所有と生産物の分配 ― 形式モデルによる倫理規範的考察 ― /保全生態学における価値判断 / 線虫 Caenorhabditis elegans を用いた老化研究 ― その類似性と分子系統解析への利用 ―

​総説:日本における「2分岐説」の受容 ― 大正・昭和期の高等教育の動物学教科書に見られる分類体系  ―


書評:『日本とEUの有機畜産 ― ファームアニマルウェルフェアの実際』『哺乳類の卵細胞』『人間にとって農業とは何か』『ゲノムが語る生命 ― 新しい知の創出』『民族植物学 ― 原理と応用』『景観生態学 ― 生態学からの新しい景観理論とその応用』『“みなか” の書評ワールド』

 

 

No. 3

 

巻頭言:生命倫理から生命圏倫理へ,“農”の視点からの構築

 

特集:生命圏倫理学:“農”の視点に立って 農”の視点からの構築 / 農学教育における生命圏倫理学の誕生 / 生命圏倫理学の論点 ― 倫理学の視点から ― /  特集論文の鳥瞰 / 植物バイオテクノロジーと安全性評価 / 安全性,資源保全,動物の権利及びヒトの生命倫理からみる現代の家畜生産とアニマルテクノロジー

​総説:受精能力をもたない精子 ― 異型精子研究の現 在 ―/ La Porte 著『自然類と概念的変化』を読んで

​書評:『kupu - kupu の楽園 熱帯の里山とチョウの多様性』『環境の思想家たち』『リスク,環境および経済』『遺伝子組換え食品 どこが心配なのですか』『昭和農業技術史への証言第2集』『“みなか”の書評ワールド』

No. 2

 

​巻頭言:「自然誌学」の方法

 

​特集:移入種による生物多様性の攪乱 移入種による生物多様性の攪乱 / 外国産クワガタムシの商品化がもたらす生態リスク / 無融合生殖種と有性生殖種の出会い ― 日本に侵入したセイヨウタンポポの場合 ―/ 外来生物法の制定と対策について / 多様性保全か有効利用か ― ブラックバス問題の解決を阻むものとは

総説:共生説:光栄養が先行する様式 / ベゴンほか著『生態学 ― 個体・個体群・群集の科学[原著第3版]』を読んで思っ たこと

書評:『楽しき挑戦 ― 型破り生態学 50年 ―』『マハレのチンパンジー』『哺乳類の進化』『脊椎動物デザインの進化』『地球生物学』『水生昆虫の世界』『植物生活史図鑑 I, II』『鳥の起源と進化』『“みなか”の書評ワールド』

No. 1

 

巻頭言:ポスト“ポスドク”問題

 

特集:進化と創造主義 アメリカの公立校における創造論と生物進化論 ― 比較の視点 / 創造論運動の時期区分、戦略、人口統計、要因 ― スコット講演の補足 / 太創造論・進化論・科学コミュニケーション―スコット講演へのコメント /日本における進化論の導入 ─「受容」vs.「抵抗」モデルを超えて

 

総説:野生動物の楽園 ― 北方四島の自然生態系とその保全 ―/世界のザリガニ類の系統と進化

​書評:『甲殻類学 ― エビ・カニとその仲間の世界 ― 』『軟体動物二十面相』『ママ,南極に行く!』『アニマルテクノロジー』『生物の形の多様性と進化 ― 遺伝子から生態系まで ― 』/『線虫の生物学』『“みなか” の書評ワールド』

書評

生物科学

©生物科学。Webデザイン:朝倉彰.The web-site designed by Akira Asakura with Wix.

bottom of page