生物科学


Vol.16-20 1964―1969
Vol. 20 1968―1969
No. 4
総説:ヤコウチュウにおける生物電気現象 /千葉・三島・御殿場腸チフス流行犯行説に対する疫学的批判 特に疫学的結論を行政へ正当に反映させるために /光周的花成誘導と生理学的時計の関係について/害虫の遺伝的防除 /
生物学史連載講座 -8- : 生物学史をめぐる諸問題 生物学史家と生物学者の座談会から
談話室:オーストラリアの動物
No. 3
総説:高等植物の化学的相互作用 アレロパシー / 昆虫における含窒化合物の異化代謝 特に閉鎖系における尿酸生成について / 霊長類の社会の比較 / 器管としての水稲根の生理 / 被子植物の進化における多心皮類の染色体数の意義 / 柵状組織はフィルターである
生物学史連載講座 (VII):日本の生物科学
書評:『The Ecology of Insect Populations in Theory and Practice』『生存競争』/ 近刊書から
No. 2
総説:エチレンの生物学 / 仁における RNA 合成 / 光合成細菌 その"生態"と窒素固定を中心として / 哺乳類の性比 / クロロフィル変異体の生理遺伝 特に種子植物に関して
生物学史連載講座 VI:生態学のあゆみ 植物生態学を中心に
談話室:今日のエチオピア/伊藤論文に思う〔伊藤喜昭 "ソ連の生物学と私" 評〕
No. 1
総説:胚発生を調節する細胞質由来の物質を求めて / 植物の進化 (II) とくにその要因を中心として/ アブラムシおよびカイガラムシが生産する Honey-dew の構成成分
生物学史連載講座 V:生理生化学史 思想史の試み
紹介:自然保護の生態学的諸問題 IBP - CT の活動と関連して
資料:生物科学若手研究者への学会についてのアンケート 集計結果
書評:『動物の分類 ― 理論と実際』

Vol. 19 1967―1968
No. 4
総説:植物の進化 -1- とくにその要因を中心として / サケの homing と嗅覚(魚類の嗅覚 ― 続 ― ) / 窒素固定 共生系の研究を中心として / ソ連の生物学と私 / 二つの生物学 ― 承前 ―
生物学史連載講座 (IV):発生学の歴史
談話室:ブラジル調査こぼれ話
No. 3
総説:甲殻類の視覚と視神経における情報伝達 / 稲の組織内澱粉に関する研究 / 神経内分泌器官としての視床下部正中隆起 / 二つの生物学
生物学史連載講座 (III):遺伝学のあゆみ いくつかの視点から
談話室:ハワイでの2週間
紹介:IBPの最近の動向 / 関東生物学科学生懇談会の近況
書評:『脊椎動物の進化』
No. 2
総説:ハタオリドリ類の社会組織と種内 Communication の進化 Crook の論文の紹介 / 農業気候指標の研究への物理的方法の適用 / 植物細胞単離法 / 高等植物の水分欠乏と光合成 / 赤痢菌の virulence について
生物学史連載講座 (II):近代生物学の成立
紹介:基礎生物学研究所 設立趣旨ならびに構想
資料:生物科学 1949~1967 どんなことがいわれてきたか
No. 1
“生物科学”の継承・続刊に当たって / 日本生物科学者協会会則 / 日本生物科学者協会役員氏名 / 本協会入会のおすすめ
総説:数量分類学の展望と批判 / プテリジンの生化学 / 魚類の嗅覚 / 鳥の嗅覚 / 性ホルモンによって誘導される標的器官の不可逆的変化
生物学史連載講座 (I):生物学史序章 生物教育との関連
書評:『生物学の進歩と生物教育』『生態学実習書』

Vol. 18 1966―1967
No.4
“生物科学”続刊に当たって / 民主主義科学者協会(全国組織)の解散について / 日本生物科学者協会設立の趣旨と入会のおすすめ / 日本生物科学者協会会則
総説:高等植物体内における物質転形の生態学的考察 主として貯蔵物質からの芽ばえの形成について / 発生のシミュレーション 混合計算系の利用 / 個体群生態学における生命表 とくに昆虫について (II) /殺虫剤を使わない害虫の防除 / 高校生物教育に対するある発言 BSCS 日本適用版を中心にして
談話室:精油成分の民族植物学への寄与
書評:『人間の起源/渡辺直経』
No.3
総説:個体群動態論に関連した捕獲行動の数理模型とその有効性 / シロアリ研究の現状 / シトアルへーシスについて とくに病気に対する植物の抵抗性と関連して / 作物の倒伏と抵抗性の基礎 /個体群生態学における生命表 とくに昆虫について (I) / 生物的自然の階層構造
談話室:ソ連旅行の断片
書評:『岩波講座 現代の生物学 4「発生と分化」』『作物のケミカルコントロール ― 生長と発育の化学的制御 ― 』
お知らせ:民主主義科学者協会生物学部会(全国組織)の解散について
No.2
総説:抗体産生機構に関する諸学説 / 穀類の芒の生理学的機能 / チョウの配偶行動 / 日本脳炎ウイルスに対する細胞性レセプター 日本脳炎ウイルスの感染を考える立場から
基礎生物学シリーズ (VII):赤血球 / フェニル硼酸の生物学的活性 その形態形成と表現型模写における意義
書評:『昆虫の光周性』『生物化学兵器』
紹介:数学者によるベトナム戦争反対の国際的署名運動
No.1
総説:比較生化学と進化 / 心臓の活動周期 / 古生物学と相対成長 / LBC 反応とその応用
基礎生物学シリーズ (VI):アメーバ運動の機構 / 日本における生物科学の条件 科学社会学のこころみ
書評:『生物学序説』
ニュース:日本学術会議が政府勧告を決定した生物科学将来計画の作案について / アメリカ軍による農薬の軍事的使用をやめさせるための声明

Vol. 17 1965―1966
No. 4
総説:植物根の無機養分吸収 (I)その選択性を中心に / 葉緑体の光燐酸化の初期相 高エネルギー中間体の形成,葉緑体の変形,イオンの取り込み / ミトコンドリアの膨化・収縮
講座:物質生産の生態学 (IV) 水界の基礎生産
談話室:欧米3ヶ月見学記 / フィリッピン印象記
基礎生物学シリーズ (V):筋収縮 (II)
書評:『生命への考察』『日本科学技術史大系,生物科学』
紹介:The Origins of Prebiological Systems and of Their Molecular Matrices
No. 3
総説:昆虫のフェロモン / 昆虫の組織培養 / 実験動物としてのサルをめぐる諸問題 予研における経験とデータを中心に / 化学成分によって分ったシシウド属の種と系統の問題
基礎生物学シリーズ (V):筋収縮 (I)
生物学・化学兵器に反対する生物科学者の運動
No. 2
総説:培養動物細胞の遺伝的特性の分析実験に関する考察 主に培養における変異性 / 昆虫の炭水化物代謝経路とその調節について / リンゴ果実の発色生理と遺伝 / 作物の光合成生産力を高める方法について (II) / 最近の生物教育論争
1964年夏にひらかれた印象的な4つの集会 / 1964年北京科学シンポジウムに参加して / 中国の生物学研究 特にミチューリン生物学を中心に / 1964年北京科学シンポジウムについて
No. 1
総説:高級脂肪酸のトランスポート / 魚類の自然における生産過程 / 高等植物における有機物の転流 / 光合成細菌における光合成器官 ― chromatophoreとその形成- (II)
講座: 物質生産の生態学 (III) 植物群落における競争
談話室:自然保護地域の設置
紹介:夏の学校 生化学若い研究者の会・生物物理若手グループ

書評:
Vol. 16 1964―1965
No. 4
総説:継時的形質発現に関する研究 核酸および蛋白合成と分化 / 光合成細菌の光合成器官 ― chromatophoreとその形成 -1(I) / 生物学におけるモデルについて 生態学を中心に / 作物の光合成生産力を高める方法について (I) / 原形質のモデルによる研究
談話室:生化学と周期現象
基礎シリーズ:細菌の性
書評:『生化学』『生と死の妙薬』
No. 3
提言:生物科学はひとつである
総説:魚類の生長の個体変異について / 植物形態学の一般問題 / しゅよう誘導因子をめぐって(植物しゅようの生理 III)/ 昆虫個体数の変化を解釈する / 哺乳類の遊び
談話室:機能的分析について
書評:『植物実験生態学 ― 気候と土壌 ― 』『生物学を軸とした自然科学概論』
講座:物質生産の生態学 II 植物の生長と物質経済
紹介:原子力潜水艦の安全性 / 北京科学シンポジゥム コミュニケ
No. 2
総説:抗原被覆ラテックス吸着法について / 石油微生物学の最近の進歩 (III) / 高等植物におけるナイアシンの生成 / 種子の熟度と寿命に関する一考察 ナス科及びウリ科植物種子の熟度と発芽能力 / 河川の汚染と生物 / 高等動物における記憶と概念形成
談話室:科学映画の活用 / BSCS の問題点
紹介:具体化してきた IBP/ 京大自然人類学講座
書評:動物生態学入門 ―個体群生態学編 ―
No. 1
総説:ジベレリンの作用機構 とくにオーキシンとの関係について / 石油微生物学の最近の進歩 (II) / シダおよびコケの世代の交代をみなおす 組織培養による実験的研究を中心として / 最近のコレラ研究
講座:物質生産の生態学 植物群落の物質生産の理論的解析
談話室:ヒマラヤ余談
方法論雑稿 (V) 発見のためのいくつかの cannon
紹介:世界科連 東アジアセンターにおける シンポジウムについて

書評: